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†小石クロニクルの魔界転生†
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‐雑記:2016/09/30‐
お久しぶりですね。どうかしているくらい。
……はい。そうです。あなたの、クロニクルですよ。
どうにもいけませんね。よろしくありません。
そういえば、活字というものと、距離を離し過ぎているきらいが、あるようで、あったようで。
正直なところをもうしますれば、これはひとえに、緩慢な、とても気の長い自殺のようなもので。
ひとえに諦め、かたや倦怠、膿みは酷い死、大きい死。
ふとした表紙に、自らの死に様を描き出そうとでもいうのか。
その内容や、ページ数には目もくれないで、破り捨てて、風に舞い遊んでいるうちに。
世界が六度くらい、滅んでくれていたらよかったのに。
綻んでいるのは、いつだって私と、あの子の結ってくれた縄くらいのものです。
刹那過ぎて、ああ、涙が止まりませんね。
にじんで見えなくなった文字は、さて、なんと書いたものだったのか。
思い出す気概も、あるのやら、ないのやら。
角で殴りつけた方が速いし、何も考えなくて済む、という点において、とても夢が溢れていたのです。
私の頭から、だくだくと。もしくはあの子の頭から、どくどくと。
ハッピーになるトリガーが、かなてこをふりあげろと、非常に忙しなく急かすので。
あと一歩じゃないだろうか、あと一めくりじゃないだろうか。
ほんとう、唾棄すべきですね。即刻破棄。処分です。
くるくるした駄犬ちゃん分が足りない。
手あたり次第に喉笛に噛みついてみても、誰も、びっくりするほど乗ってこなかったから、仕方ないね。
有用性の消失したものから順番に実験動物はベルトコンベアーにのって、ドナドナ。
ほらほら、思い起こせば事の全てを、殺意でもって織りなしていましたので。
帰り路なんて、みんな気のせいだったのさ。
黄泉路は温かいって、ドクターが笑ってました。
爪はどこだ。心に刻んだはずなのにね。くすりとも、しない。
住み分け、というのはとても大事なことだけれど。
分けてみたら物も言えない、欠片じみて。
あれは、なんていうか、汲み上げきれない泥だったのだ。
すくうには、器の容量が及ばないことがしばしば度々ですから。
何をたたえていくかだけを悩んで、首をひねって、死んだ。
馬鹿の考えは休むに似て、永眠との区別が付かなかったのだ。
ゆっくり、ゆっくり。たちどまるみたいに、息を吸う。
もう、吐き出さずに済みますように。
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†………†
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